世界大会3位表彰式での一枚
2008年、ナポリで一枚のマルゲリータに出会いました。
あの瞬間の衝撃が、すべての始まりです。
気づけばピッツァの道に飛び込み、言葉も文化も違うナポリの街で修業を始めていました。
ナポリで教わったのは、ピッツァが「食べもの」である以上に「文化」であり、「つながり」そのものであるということ。
人と人をつなぎ、笑顔を生み出す──そんな存在でした。
だから私のピッツェリアも、道具も製法もナポリそのまま。
ナポリの人たちや師匠に敬意を込めて、忠実にピッツァと向き合ってきました。
2015年、2019年にはナポリの世界大会で3位入賞。
本場での評価は、自分の進んできた道に対する静かな自信を与えてくれました。
でも、私にとって本当に大切なのは、目の前の誰かに「おいしい」と笑ってもらえること。
そのために、素材もなるべく安心できるものを選び続けています。
そしてそれは、余計なものに邪魔をさせない、美味しさにも繋がっています。
忙しすぎる日本では、便利さや安さが優先されすぎて、本当に大切なことが見えにくくなっていると感じます。
でも、私たちの体は、たしかに食べたものでできている。
「何を食べて、何を避けるのか」は、自分自身と大切な人の未来に繋がっていると思うのです。
このブランドに込めた「Beyond Pizza」という名前には、
“おいしい”だけじゃ終わらない、その先に“安心と選ぶことの大切さ”を伝えたいという想いがあります。
Beyond Pizzaでは、卵、乳アレルギー対応、愛犬専用のピッツァも展開しています。
それは、グルメな人も、ゆる無添加さんも、アレルギーがあるお子さんも大人も、わんこまでも
みんなで安心して同じ食卓を囲める幸せを届けたいという願いから生まれました。
ピッツァは、人と人をつなぐ食べもの。
だから今日も、薪窯の前でていねいに焼いています。
この一枚が、あなたの笑顔につながるように。